top of page
FM-NIIGATA
Lecture on SDGs!
解説
第6回:5月14日放送 2030年の向こうへ
今回はリスナーからのメッセージに答える時間でした。
まずは「SDGsと聞くと日本はどうしても環境問題に目が向きがちだが、それはなぜなのか?」という質問でした。そもそもSDGsが生まれた背景にあると思っていますが、ノルウェーのブルントラント首相による“我ら共有の未来”と題した報告書のなかで地球環境に触れ、報告書の中では「持続可能な開発」という言葉が初めて使われました。そしてこの提言は1992年のブラジルで開催された国連環境開発会議にも引き継がれて現在に至っています。コーナーの中では”負の連鎖”についても触れましたが、”様々な要因”が環境保護につながることを想像するチカラが必要になると思っています。
もう一つの質問は「2030年以降もSDGsについて取り組むべきか?」という質問でした。これは学生からの質問です。この質問には冒頭にメガトレンドについて触れながら地球規模で考えることの重要性を説明しました。それは2030年の後の2045年に向けた動きがあるからです。人口問題や健康課題、そして環境問題などがより世界が一つになって考えなければならない課題となってきます。質問者が学生だということで、2030年以降を見据えて質問してくれたことが嬉しかったです。
第5回:5月7日放送 17の目標について
SDGsは17項目の目標と169項目のターゲットが設定されています。
今週は目標1、2、3について解説しました。まず目標1は「貧困を無くそう」です。世界には6人に1人(3億5千600万人)の子どもたちが極度に貧しい生活をしています。貧困と聞くと遠い海外のお話に思えるかもしれませんが、日本も全く関係ないとはいえません。たとえば日本では7人に1人の子どもが貧困にあるとされています。2030年までには世界から極度に貧しい生活をしている人を無くすとして活動が取り組まれています。そして目標2は「飢餓をゼロに」。”貧困を無くそう”とも関連しますが、世界では飢えに苦しむ人数は2019年で約6億9,000万人になると言われています。日本でも”子ども食堂”がよく聞かれるようになりましたが、こういった活動のひとつひとつが飢餓ゼロに向けたムーブメントにつながるのではないでしょうか。さらに目標3は「全ての人に健康と福祉を」になります。これは我々研究室にも深い関わりがありますが、人類が幸せを実感するには世界共通のキーワードがあります。3位がお金、2位が家族の存在、そして1位が健康です。我々人類は幸せにならなければいけません。そのためには健康であることが大切です。それにも関わらず世界では適切な医療を受けることができない人も大勢います。この課題を国に関わらず世界全体で考えていく必要があります。コーナー最後には朝食の話やダイエットの話になりましたが、大切なことは身近なことに結びつけてSDGsを考えていくということです。
第4回:4月30日放送 学生からのメッセージ
本日の放送では学生からのメッセージに答える場面がありました。講義ではどういったことを意識しているのか?など。この質問オモロい!ということでお答えしました。学生の頃は勉強が本当に好きではなかったです。これを学んで何になるんだ?という勉強嫌いの典型的な思考パターンでした。なので学生たちにはこのことを学んだその先に何があるのかを想像できるように意識して伝えています。例えば子どものことについては将来自分が親になったことを想定して話を聞いてもらい、時には加齢の話では将来自分が高齢者になったときのことを想像してもらいながら、聞いてもらうようにしています。上村さんからはそれってSDGsの考え方に似ていませんか?と問われましたがその通りだと思います。現在の状況から未来を見つめることは将来につながる一歩となる大切な考え方の基本になります。他にも「SDGsについて個人で取り組むことができますか?」という質問がありました。そこではすれ違う人に対して幸せになってもらいたいと思うことで自分の幸福感が高まるという報告を紹介しました。まずは自分の心がけということです。先週のゴミの分別やポイ捨ても同じです。できることは簡単なことですが、こんなことくらいで何が変わるのか?自分一人くらい構わないという心持ちからだということを説明しました。
第3回:4月16日放送 日本のゴミ事情
第2回:4月9日放送 自然環境保全について
第1回:4月2日放送 今日からスタート!!
記念すべき第1回。FM-NIIGATAパーソナリティの上村知世さんとともにお伝えするLecture on SDGs!です。このページでは放送のなかで紹介された事例などに触れながらSDGsについて解説していこうと思います。第1回目は上村さんとの出逢いについてでした。某委員会にてご一緒させて頂いたことをきっかけに、大学でも講義をして頂いたりとご縁があり、それを繋がりとしてこうやって番組コーナーを一緒にさせて頂くことになりました。
パワフルな上村さんに負けないように心がけるも、そこは勝負にならずに押されっぱなしの第1回目でした。これからどんな展開になるのか期待しながらも、私の役割はSDGsについて分かりやすく解説していくということなので、丁寧に伝えられるように心がけていきます。
ラジオの作り手のみなさんと関われる貴重な機会です。勉強させて頂くつもりでお世話になります。
bottom of page